2016年8月26日金曜日

マンガ筋

過去に自分で描いた漫画を見直すと、けっこういいじゃんと思う。自分好きなので自分が描いたものはだいたいおもしろい。
でも今漫画を描いても、いいじゃんと思えるものは描けないだろうなとも思う。

マンガ筋みたいなものがあると(たまに)考える。漫画を描く筋肉。毎日描くと鍛えられる。フィジカルな筋肉と同じで、使わないとどんどん衰える。
私は絵も描けないし、話を考えるのもできないから、ちゃんとした漫画はとても描けない。
それでも毎日描いてると、いくらかはマンガ筋が鍛えられてきて、描けない絵をごまかしたり、コマを割ったり、決まった枚数でどうやら漫画らしく終わらせたりができるようになってくる。元から持ってる筋繊維が細くて本数が少なくても、太くすることはできる。サイトにおいてある漫画は、そんな感じに、どうにか自分なりの筋肉を鍛えて描いた(はず)。

最近はめったに漫画を描かないので、このわずかな筋肉もなくなってしまった。
今でもときどき漫画を描きたいなあと思うこともあるんだけど、もう一度筋肉を鍛え直す(というほど大げさじゃないんだけど)ことを考えると、できるかなあと躊躇するというお話。

コンスタントにいい漫画を描いてるひとは、みんな自分で自分の筋肉をちゃんと鍛えているんだろうな、すごいという感情。