2017年7月11日火曜日

7月11日の日記:Free!-Timeless Medley- 絆を観てきたテンションが徐々に高くなる日記

『劇場版 Free!-Timeless Medley- 絆』を観に行った。池袋シネマ・ロサ12時30分の回。
池袋シネマ・ロサは最近には珍しく勾配のない(座席の列が階段状になってない)映画館で、前の席に背の高い人が座ったのでスクリーンが少し隠れてしまった。それも問題なんだけど、私も背が低くはないので、普通に座ると後ろの人の視界を私の頭が埋めることになるな……と気づいて、やむなく椅子にもたれかかるような体勢で可能な限り頭を低くし、そうすると私の視界が前の席のかたの頭で遮られるので、身体をやや左に傾けてできるかぎり視界を広くする形で観た。腰が痛くなってしまった。

本編上映前に鮫柄のリレーチームによる舞台挨拶。写真撮影OKのシーンがあって、アイドルの撮影会みたい!とドキドキした。
映画は面白かった。劇場版七瀬遙くんだった。七瀬遙くんと岩鳶の子たちと松岡凛くんの絆の物語だけど、明確に七瀬遙くんが主人公として作られていたと思う。
「評判だけど、そうは言っても総集編だからな〜」と最初は割りと冷静なつもりだったのだけど、遙くんと真琴くんの喧嘩シーンに行き着く頃にはもう顔面がビショビショになっていた。涙で。
あの、七瀬遙さんのこと普段(?)は遙さんって呼んでるけど、今日は遙くんって呼ぶね。
遙くんが主人公な分、その対になる存在としての真琴くんと凛くんも際立っていた。
特に真琴くんは導入部の新カットを含む回想での幼少から現在までの映像がとてもよかった。七瀬遙くんと橘真琴くんの出会いの映像いきなり見せられるとか思わなくない? あのシーンだけでも観に行ってよかったと思ったね。橘真琴くんと七瀬遙くんのことを考えると胸がきゅーんとなる。人が死ぬ最高の幼馴染なので幼馴染好きの人は観に行ってください(もうそろそろ池袋の上映も終わるので、観てない人はBlu-ray観てください)。人が死ぬは強調の意味です。

凛くんも、凛くんはたぶん次の約束が主役になるから、凛くん自身の見せ場とかそういうのは控えめだったんだけど、七瀬遙くんのライバルで、真琴くんとは違う意味での友達で……という立場がすごくよかった。あと顔がいい。アップになるたびに「美人!」「美の化身!」ってなった。いちばん美人だと思ったのは市民大会で遙くんと勝負したあとのハイタッチ前の顔と、オーストラリアの波打ち際で波と戯れて遙くんに振り返るまでのカットです。やばくない?
オーストラリアのホームステイ先のおうちの人の英語ほぼ聞き取れて、というか何言ってるかわかって、え?やばい、私こんなに英語リスニングバッチシマンだった?と一瞬思ったけど、TV版では字幕が出てたんでしたっけ?それで台詞の内容を知ってるから何言ってるかわかっただけかもしれない。
それはさておき、オーストラリアの箇所は映画全体の中で長く時間を取ってくれてよかったね〜、真琴くんの言うとおりあの旅は遙くんにとって特別な旅だから、やっぱり総集編でもあそこを飛ばすわけにはいかないんですよね。
真琴くんに話戻しますけど、真琴くんが夢を見つけるまでのITSCRでのお手伝いエピソードもしっかり入れてくれてよかった。あれがあるからこそ、コーチになりたいという真琴くんの夢に気持ちがのってくるし、今までずっと一緒だった、遙くんの一歩後ろを真琴くんが歩いて支えていた関係から、真琴くんが一人だけで、自分だけの道へと踏み出す選択をする、ということが心に響いてくるわけですからね。
あの、真琴くんが、ずっと遙くんに進路のことを言いたくて、言おうとするけど、なかなか言い出せなくって、っていう、あれ、いいですよ。遙くんのことが大切だから言いたいけど、大切だからこわくて、言い出せなくて、そういう、ね?(ね?じゃねえよ。)
そういうあれが全部いくつもの寄せては返す波のように重なって、花火のシーンにそれが一つの巨大な波になってぶつかってくるんですよ、真琴くんと遙くんに。スクリーン越しに私に。涙。はるまこが初めて喧嘩したとかやばくないですか?やばくないってどんだけ言うんですか?若者か?
オーストラリアで凛くんが「俺なんか宗介としょっちゅう喧嘩ばっかしてる」と言うのに、遙くんが「俺ははじめてだった……」と弱々しい声で言うのが、アー!
七瀬遙くんは、感情をあまり表に出さないから、一見すると感情の動きが乏しくて、色々なことに動じない子に見えるけど、本当はごく当たり前に色々なことに喜んだり笑ったり悲しんだり傷ついたりする、高校3年生の少年なんですよ。一人の。やばい。人間。
七瀬遙くんが人間。

七瀬遙くんが人間?
七瀬遙くんが人間!

テンション高すぎか?今日のブログ、ツイッターか?
Free!を冷静に語るということは難しいんですよ。

大事な追加シーンも色々あって、興味ある人はもうたいてい知ってると思う(というかもうとっくに観てる)だろうけど、ともかくいい映画でした。シリーズ初見の人にどうなのかというのは私はよくわからないけど、Free!を観てきたひとにとってはご褒美のような総集編でした。
これ以上書くとアーとかウーとかになるのでもうおしまいです!!!!
とりあえず最後のおっきい迷子はかわいかったです。